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583系特急型電車 − [きたぐに]

デビュー年(車両):1968年10月
撮影日:2005年4月15日〜16日
撮影場所:東海道線 「きたぐに」号 車内

座席車両編   寝台車両編


大阪駅では一番はしの11番線に入線します。このホーム、入線の1時間ほど前から、サラリーマンがちらほら現れるようになります。まぁ、私も含めて、乗っている人の大半が男性でしたからねぇ。
この列車、現在となっては希少な583系が使用されていますが、引退とか廃止とかいう話が聞こえてこないことを見ると、どうやら今しばらくは存続するようです。

この列車の特徴は、何と言ってもクラスの多彩なところで、普通車自由席、グリーン車、A寝台、B寝台と、基本的に一通りの設備を全て連結しています。そのため、様々なニーズに対応できている点も見逃せません。最も設備のよさはともかくとして……(黙)。


B寝台

車両内に足を踏み入れて、客室に入ると、こんな風景が。
真っ赤なカーテン、かなり良いアクセントです。通路はそれなりに広く、出発駅では廊下で浴衣を着る男性の姿が多く見られます。そりゃぁ、男性の利用が中心ですからねぇ。この列車(笑)。
おかげで私も、廊下で堂々と浴衣に着替えました(ぉぃ)。

下段ベッドです。マットがしいてあるので、座席の段差は気になりません。
寝台の寝心地そのものは非常によくなっており、また幅も広いので、寝た感じはもう家の布団同然です。
しかし、枕の高さは…なんとかなりませんかねぇ? かなり高くて、全然寝られなかったんですよ……私。

中段です。転落防止柵はかなり大きいです。
中段と上段に共通した話ですが、窓が非常に小さくなっており、なんというか「のぞき窓」という雰囲気になっています。そのため、朝起きてからの景色は望めません。景色が見たいとか、夜、真っ暗闇を見つめながら物思いにふけりたい人は下段を選ぶようにしましょう。値段はちょっと張りますが、景色を楽しみたいならそんなに悪くはないと思います。

上段寝台です。天井が曲がっているので圧迫感はありますが、私はこういうのが逆に落ち着きます(笑)。って、実際に寝たのは下段なのでよく分からないんですがね…。
まぁ、高所恐怖症の私は、絶対上段は無理です。いやマジで。
中段から降りるのもこわごわだった私が、ましてや上段から降りられるはずがありません。ええ。

毛布の様子。平成6年から使っているわりにはなかなかキレイです。
う〜ん、この毛布、ほしいなぁ(笑)。

B寝台のスリッパは、見ての通り青色の常備品が使用されています。
私はちょっと他人の水虫とかが気になったので、手持ちのウエットティッシュでゴシゴシやってから使いました(苦笑)。早朝、トイレに行ったり洗面所へ行ったりする際にはそれなりに重宝します。

中段と上段のカーテンは、見ての通りマジックテープであけることができます。「換気用」って書いてありましたけど、空気、ここから入ってどこに抜けるんでしょうかねぇ?(笑)

中段と上段の窓です。デフォルトでは右のように閉められており、自分であける形になります。
寝台料金は中段と上段の方が1000円ほど安いのですがこんな窓でちまちまと景色を見るよりかは、大きな窓でゆったり景色を堪能できる下段のご利用を、私は自信を持ってお勧めします。

中段から上段へと続くはしごです。何で中段〜上段部分のはしご、こんなに狭いんでしょう? 個人的にはここの部分こそ広くしてほしかったんですが……。
まぁ、満席になる日は少ないでしょうし、私が利用した際も上段の利用者はほとんどいなかったので、それはそれで良いと言えばそれまでですけど……。

窓際のテーブルにはいまや貴重な栓抜きが残っています。まぁ缶飲料が普及した現在、あまり使われている様子はなさそうですが…。


A寝台

A寝台の様子です。パッと見、異なって見えるのはカーテンの色ぐらいでしょう。

A寝台下段の様子です。A寝台は2段寝台で圧迫感が幾分なくなっているほか、スリッパが使い捨ての紙製であり、安心して利用できるなどの差がありますが、それ以外のウリは一体何なのでしょう…? 乗客の程度が良い? うぅん、それはありえるかもしれません。
しかし、A寝台だとどうも金持ちが乗る、ってイメージがあるらしくって、実のところの盗難事故はA寝台の方が多いらしいですねぇ(ぉぃぉぃ)。

寝台を反対から見てみます。枕の質も、どうやら少し良いみたいです。そりゃあ、A寝台とB寝台、3000円近く差がありますからねぇ。このぐらいはしてもらわないと意味ないですよねぇ(わがまま)。

車端部にはこんな感じの喫煙室があります。ドアがしっかりあるので、A寝台に煙は流れ込みにくくなっています。

もう一度座席をご覧になりたい方はこちらへどうぞ。
dammy

583系は、昼は座席車、夜は寝台車として使えたらという発想のもとに開発された581系の50、60Hz対応版。581系は60Hzのみ対応だったが、581系のような車両を東北地方でも運転するにあたり、登場した。
車内は座席時はクロスシートとなっているが、夜は座席を倒すなどをして寝台に出来る構造となっている。夜は3段B寝台となるが、583系は車高が高いため、3段の狭さは感じない。このため、登場時はA寝台並みの広さがあるとして人気を集めた。

しかし、1980年ごろから新幹線の開業や航空機の発達に伴って、夜行寝台列車自体が減らされるようになってきた。その上、昼間時のクロスシートなど、設備にも見劣りが出てくるようになったため、ローカル線での普通列車用として、419系や715系に改造された車両もある。

現在、583系を使用している定期列車は、唯一、急行「きたぐに」のみ。しかし、色々な臨時列車やリバイバル列車では、製造か30年以上がたつ今も、元気に活躍している。また、2003年12月からは、仙台に転属し、6両となった583系を使用した臨時列車も数多く運転されており、出会う機会はいまだ多い。


きたぐに

大阪〜新潟間を結ぶ寝台特急。車両は583系10両編成が使用されており、普通車自由席4両、グリーン車1両、A寝台1両、B寝台4両の編成で運用されている。

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