N700系新幹線電車デビュー年:2007年撮影日:2007年7月1日 撮影場所:東海道新幹線 名古屋駅 「のぞみ」28号 車内 グリーン車 普通車 |
|
「エアロ・ダブルウィング」構造を導入したことで、700系よりも鼻先がぐっと伸びて、なんだかどうもマヌケな感のあるN700系の顔。真っ白な部分が多すぎなせいか、デビューが発表された時もあまり印象が強くなかったのを覚えています。
行先表示板の様子です。これまで一貫して「字幕」派を貫いてきたJR東海ですが、ここへきてようやく(殴)フルカラーLEDが採用されました。従来の字幕の、愛照明ごとの色(のぞみ→黄、ひかり→赤、こだま→青)が表示されるだけでなく、号番まで表示されるので、情報量は非常に多いものとなっています。次駅案内もするなど、JR西日本が500系から始めた表示を一歩前身させたといったところでしょうか。
N700系のロゴ。何か「清廉さ」を感じさせます(謎)。
新幹線の営業車では初めて導入された、連結部分の「全周ホロ」。わざわざ真っ白にしなくても、別に青いラインを引いてきたっていいような気もしますがねぇ〜。
グリーン車
さて、グリーン車の座席です。「シンクロナイズド・コンフォートシート」という別名があるそうで、リクライニングすると座面の後部が沈み込み、姿勢を変えることなくリクライニングできるようになったものです。実際に座ってみると確かに座り心地は、従来の700系より快適で、また妙に「座席に包まれている」というような錯覚を覚えました。
こちらが車端部の座席です。オフィスシート区画と呼ばれており、大型テーブルにコンセントがつきますが、このN700系では全座席にコンセントがついているほか、テーブルもノートパソコンが置けるように大型化されているので、N700系ではこの名称は使えないでしょう。
ミュージックサービス、読書灯、レッグウォーマー(座席の下から温風が出てくるモノ)のコントロールパネル。従来より操作性が上がっているだけでなく、これらの設備を全て手元で操作できます。デザインも洗練されていてイイ感じですね。
で、読書灯ですが、このブツはN700系グリーン車最大の特徴といっても過言ではないでしょう。これまで読書灯と言えば、荷棚についているのが一般的でしたが、このN700系ではヘッドレスト内側につけることで、より手元に光が届きやすくなっています。電球色照明が使用されているグリーン車が故、夜間走行ではそれなりに暗くなるので、非常にありがたい設備ですね。
フットレストの様子。1面しかない他、座席と同じモケットが採用されているため、どうやら土足禁止面のみのようです。ちなみにこの足置き、足を離すと勝手に復帰するタイプで、撮影には正直かなり苦労しました(苦笑)。
各座席の荷棚部分には電球色のライトがついており、高級感をかもし出しています。また、荷棚部分にも木目調が導入されており、積極的に普通車との差別化を図ろうとしたのが伺えます。
グリーン車の車内設備
洗面台の様子。グリーン車の洗面台はブラックを基調としており、シックかつ高級なイメージが漂います。
グリーン車では10号車に設置されている喫煙ルーム。こちらも外側に木目調が導入されており、一見するとどこかのホテルの喫煙所なんかを連想してしまいそうです。 |
N700系は、経年化の進む300系初期投入車と、運用上コストパフォーマンスが悪い500系の置換えを目指した、東海道・山陽新幹線の今後の標準車両。700系をベースに、さらなる高速化を実現しながら、環境性能も向上させている。
東海道新幹線は超過密ダイヤであり、また線路のカーブ等の問題から、東京〜新大阪間は従来、300系の2時間30分が限度であった。しかし、航空機との競争が過熱する中、さらなる快適性と高速化を実現する為、N700系では超高速列車では初めて車体傾斜設備が導入された。東海道新幹線の2500mカーブにおいて車体を1度傾けることにより、それまで255km/h以下でしか通過できなかったカーブを270km/hのままで通過することができるようになり、N700系では同区間で、最速の2時間25分という到達時間を可能にした。また、先頭部分は「エアロ・ダブルウィング」構造を導入。走行時の空気抵抗の削減だけでなく、騒音の低下にも一役買っている。
快適性の向上のため、700系から改良した、車体の揺れを抑制するセミアクティブサスペンション、及び高速走行時の空気抵抗を削減するため、営業列車では初めての導入となる、「全周ホロ」が連結部分に導入された。これにより、走行中のランニングコストが当初の予定より下回っている。
車内設備として目新しいのは、3・7・10・15号車「喫煙ルーム」を設置するかわりに、車内を全車禁煙としたことが挙げられる。喫煙ルームが設定された車両は700系以前では喫煙車だった車両であり、乗客への配慮がなされている。そのほか、防犯対策として各出入り口に防犯カメラが新たに設置されたのも特徴だろう。
今後、N700系はJR東海、JR西日本両社で製造が続けられ、2009年度までに54編成まで増備が図られる見込み。この増備が終わると、JR東海から西日本へ直通する「のぞみ」は全列車がN700系になるという計画もあるとのこと。
|
copyright(c)2006- nukezo, All Rights Reserved.
抜け蔵 [http://nukezo.s54.xrea.com/]