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2006/3/14


・衝撃の事実判明後の朝は

さて、衝撃の事実が判明した翌朝、やはり元気がイマイチ出ないまま起床。今日が北海道で過ごす最後の日であるが、今朝の出発は9時55分と若干遅めなため、今日は8時30分に起きた。荷造りなどもあるし、朝風呂を浴びることも考えると、このくらいがちょうどいいのである。

今朝の朝食は「味わい幕の内」。495円なり。 旅行中お世話になったホテルのベッド。スプリングの効きも絶妙で快適。
ホテルのエントランスには危険ということで話題になった回転ドアも健在。近々撤去される運命なのだろうか。 ホテルの全景。

昨日も書いたとおり、食事にかけられる費用は一食352円。昨日の夜、必死になっていろいろなコンビニを回って、ある程度の量があって、そのくらいの値段の弁当を探したが、もちろんそんな弁当があるわけがない。コストパフォーマンス的に一番安かったのがこの弁当だったのだ。こればかりはどうしようもない。
食事をした後は風呂に入り、テレビをつけながらさらに荷造りをすすめる。
しかし「352」という数字ばかりが頭をよぎってどうも落ち着かない。ええい、チクショー。最初に駅弁とか買いまくらなければこんなことにならなかったのに。

荷造りをしてチェックアウトして荷物をフロントに預け、9時40分、いざ出発した。「352」とともに。

・「ガンガン」と「ユラユラ」しながら走ろう
エアポート96号 札幌0955 → 新千歳空港1031

さて札幌駅に着くと、ちょうど「エアポート」96号の改札が始まったところだった。私が利用する96号のu-seatは満席のようで、ホームに上がるとすでにたくさん人が並んでいる。全く、これでは車内の写真は撮れないわ、弁当はろくなものが買えないわで踏んだり蹴ったりだ。ツイていない時は、本当にとことんツイていないのだから、運命というのにはいつも感心させられる。

さて「エアポート」号というのは札幌や小樽など、札幌近郊から新千歳空港へ行く快速列車であることはよく知られているが、721系でも130km/h運転するというのはあまり知られていないらしい。721系といえば、車内はとにかくとしても、扱い上は「普通列車」用の車両だから、130km/h運転というのは今から楽しみである。

130km/h運転から、ホームにも猛烈な勢いで進入してきた721系(写真は私が乗車した列車とは異なります)。 札幌駅を出て10分もすれば、車窓にはこのように雪原が映り始める。

9時55分、定刻に札幌駅を発車するが、わりとすぐに新札幌に着く。
「エアポート」96号は次第に速度を上げ、周囲を走る781系やキハ283系などとすれ違いつつ、
札幌の都心部から抜けようとする頃には早くも130km/hで走っているようだ。
周りの景色がビックリするくらいに速く流れ、モーター音も「キーン」と高い。
揺れも左右にロールする感じで、いかにも「高速運転」している列車に乗っているという感じだ。

途中、北広島など特急が停まらない駅にも停車していくが、案外途中駅までの利用者も多いらしい。
私の隣に座っていた男性も南千歳までであった。
やっぱり300円のエキストラチャージで快適空間というのは魅力らしく、空港につく頃には乗車率はせいぜい60%が良いところだったように思う。

あと一つ気になったこと。
JR北海道の車両にはチケットフォルダーがついていて、
そこに切符を入れておくと車掌が勝手にチェックしていく、という話は前々から聞いていた。
だからぜひ、その「勝手に切符をチェックされる」ところを、
検札が来た時を見計らって寝たフリをしながら観察していたのだが、残念ながら車掌に肩をポン、ポン、と叩かれ、
お客様、おやすみのところ恐れ入りますが切符の拝見に伺いました。
とのこと。
仕方ないので目を開けて、
「あ、フォルダーに入れてありますんで。」
と言うと、車掌氏は「あ、ハイ。(切符を見て)ご乗車ありがとうございます。」と言って、次の列へ向かった。
私の前のお客さんも寝ていたらしかったが、彼も同様に車掌に起こされていた。

う〜ん、これじゃあ、ほとんど「チケットフォルダー」がついている意味がないような気がするんだけどなぁ〜???
そういえば一番最初の日に乗った「スーパー白鳥」でも、フォルダーに入れておいたのに、車掌さんに、
すみません、切符、見せてもらえますか?」 って言われて、私がフォルダーから出して、見せたんだっけかなぁ。

結局、JR北海道の自慢とする(?)チケットフォルダーが機能しているのか、はなはだ疑問の残る思い出ができてしまったというわけだ。

そんなことを思っていると、40分あまりの旅を終えて、終点新千歳空港の到着放送が聞こえてきた。

・新千歳空港見学
1031 - 1119

さて、新千歳空港に到着した。ここで50分近く時間をとってあるが、せっかくなので新千歳空港のロビーに寄ってみることにした。
新千歳空港は、5歳の頃に来たきりだから、実に10年ぶりの訪れである。

新千歳空港の駅名看板。 新千歳空港の管制塔。あの場所から地上を動く飛行機に指令が与えられる。
空港の出発ロビー。春の閑散期ということもあって、老人のツアー客がいる程度であまり混雑していない。空港ロビーはいつ来てもワクワクするもの。 空港のすぐそばには峰が連なっているのが見える。

飛行機も見えないかとかな〜り期待したものの、やはり出発ロビーから搭乗口の方まで行かないと見えないようで、見えたのはわずかに、飛び上がっていくANAの旅客機ぽっきりだった。

さて、ここで今日の昼食を調達しなければならない。今日は北海道で過ごす最後の日ということもあり、かなり予定はキッチリ詰まっている。50分も時間があるのはほとんどここだけだ。
しかし、駅弁屋や空弁屋を回ってみるものの、300円台の弁当、ぜ〜んぜんない♪
コンビニじゃあるまいし、当然といわれてしまえばそれまでなのだが、こればかりはどうしようもない。

渋々、空港内の空弁屋で、一番安かった1000円の「かに御飯」弁当を購入。
1000円、たった2日前までは、「何?1000円?軽い、軽い♪」程度で出せたのに、今は手が震えるくらい怖い出費だ。正直、この「かに御飯」弁当を買うのもかなりのためらいがあったが仕方がない。気の進まないまま、この弁当を持って、新千歳空港駅のホームに戻った。

・もう一つの「U-Seat」で旭川へひとっ飛び
エアポート113号・スーパーホワイトアロー11号 新千歳空港1119 - 旭川1320

駅に着くと、まだエアポート113号までは時間があったが、今さら戻るわけにもいかないのでそのまま待つ。
10分くらいして、ようやく見慣れた785系の顔が現れた。これが折り返し、私の乗るエアポート113号となる。

この列車は、途中札幌から、特急スーパーホワイトアロー11号となるが、切符は「エアポート113号」のみの表記で、旭川までとある。てっきり両方表記されると思っていただけに、発券されたときは何となく不思議な気持ちがしたが、車掌に出してもなんとも言われなかったので、これが仕様なのだろうか。

さて、11時19分、定刻に新千歳空港駅を発車。
さっき通ってきた線路を逆向きにひた走る785系の中で、さっき買った「かに御飯」弁当を開く。
かにの中身が御飯の上にまぶされたこの弁当の味は非常にすばらしく、大したものであったが、これが1000円かぁ…。って、おっと、お金のことなんか考えないでちょっとは弁当を味わおうぜ?

そんな心の葛藤を広げながら、なんとも複雑な心境で私は弁当を完食したのだった。

これが「エアポート113号」こと785系。通勤特急っぽい、効率性を重視したという感じ。 U-Seatの車内。ゆったりとした雰囲気は、一瞬グリーン車かと思うほど。
1000円の「かに御飯」弁当。味は95点。なかなかおいしかったが、痛い出費だった。

この列車も札幌まではかなりの混雑だったが、札幌でかなり降り、その後もぽつりぽつり下車していき、車内はほどなくかなり閑散とし始めた。
そろそろ旅行の疲れもたまってきたようで、その後は広いシートをフルリクライニングして、ひたすらのんびり。U-Seat車のシートは本当に広く、快適である。これで車内販売があれば言うことなし…って、今の私は車内販売なんかあっても、買えるほどお金持ってないけどね。

札幌を出てしばらくすると、空はすぐに曇ってしまい、外はかなりの雪が降っているようだ。
ここを通るのも今回の旅行で4回目なので、そろそろ見覚えのある看板や置物が見えるようになってきた。
それにしても何故、札幌駅のまわりだけいつも雪の量が少ないのだろう?

札幌〜旭川間は、JR北海道が「スーパーホワイトアロー」と「ライラック」を走らせて、30分に1本のシャトル体制(それ以外にも「オホーツク」や「スーパー宗谷」が走るので実際はもっと多い)が確立されている。シャトル便が運行できるくらいなのだから、そんなに遠くないのだろうと勝手な思い込みをしていたが、いざ実際に乗ってみると、速いはずの電車でもこの区間は1時間20分かかる。改めて北海道は広いなぁ、と実感した。

ていうか、それにしても喉が渇いた。ホテルで水は汲んできているが、飲み物人間の私は、そんな水筒の水、すぐに飲み干してしまう。さっき、「かに御飯」に醤油をかけすぎたせいか、どうもさっきから無性に喉がかわいてならない。
弁当に1000円もかけてしまったので、今後しばらくお茶は買えないのだ。チクショー……。

水筒は2本あるが、1本がすでに底をついていた。残る一本を大事にチビチビ飲んでいくしかない。
ふぅ〜…、とまたため息をついたら、終点旭川到着の車内放送が聞こえてきた。旭川では接続が10分しかなく、すぐに「ライラック」12号で札幌へ引き返すため、そろそろ下車の支度をはじめることにしよう。

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