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4月16日 中編


・新潟駅で火事発生!?

改札を出てから駅舎の写真を撮影するべく、建物の外に出る。
さっそく写真を撮影。駅前には人の姿はまばらで、いたって静かである。

自転車置き場の中に入って、駅舎を撮影するが、ふと見ると、な、なんと、駅舎の上から黒煙が出ているではないか!
ゲェェ? これって火事か!? だとしたらどこが燃えているんだろう?

どうしようかとオロオロしていると、突如「ボーッ!」という、蒸気機関車の汽笛が聴こえ、その煙の両も一段と多くなった。
そうか、これ、SLばんえつ物語号が出している煙なのか。
汽笛はかなり長くなり続け、私もしばし撮影を忘れ、昔の旅情に思いを馳せてしまった。

新潟駅の上から出ていた煙の正体は……… ↑こいつだった。

なり終わった後も、しばらく付近で響いていたが、まわりが静か、かつ私一人しかいなかったので、かなり良い気分に浸ることができた。

その後、「新潟空港方面」の出口から出て、そちらの駅舎の写真も撮影。
一瞬、新潟空港に寄ってみようかとも思ったが、なんか遠そうで、迷子になると怖いし、行くのは次回に譲ることにした。

こうやってしばらく時間をつぶしている間に、ようやく9時50分をまわった。乗車予定の「きらきらうえつ」発車まで、およそ30分ほどになったので、一旦改札内に取って返す。

・初めての「きらきらうえつ」 しかし遅れ
新潟 1037(1017) → 酒田1308(1251)

さて、駅舎内に戻り、トイレも済ませてホームに出る。
「きらきらうえつ」を待っている乗客と見られる、年配の団体客、またカメラを構えた鉄道ファンなどがおり、ホームは和やかな雰囲気になっている。

しかし、入線時刻が近づくと、どうも様子が変だ。
新潟駅停車中の列車が、どれもずっと停車したまま発車しない? 
何かあったのかな。これじゃあ遅れるかもしれない。
あ! やっぱり遅れるって放送してきた! やっぱり何かあったんだろう。

駅員に聞くと、どこかで線路上に置石があり、それで安全確認が済むまで運転を見合わせているとのこと。
きらきらうえつの発車も、どうやら遅れそうだ、と言ってきた。
やっべぇなぁ〜。酒田で50分とっておいたから、よほど遅れない限り大丈夫だろうけど、余裕が………。

結局、列車は20分近く遅れて到着し、すぐにドアを開けた。放送によると、乗車が完了次第発車とのことだ。
ふぅ。これで、なんとか事なきを得た…。

座席の幅は広く、前後幅にもかなり余裕がある。これで2時間40分はあっという間だ。(2005/04/16 11:10) とりあえず20分遅れで発車したものの、15km/hでのノロノロ運転が続く。ていうか、15km/hって、最徐行じゃないですか……。(2005/04/16 10:40)
「まもなく豊栄に到着します」の表示をしたまま、5分近く立ち往生していた。(2005/04/16 10:50) 首都圏ではすでに散ってしまった桜だが、ここらへんでは今がさかりのよう。(2005/04/16 11:11)

10時37分頃、新潟を定刻20分遅れほどで発車。
「きらきら星」のチャイムが鳴り出し、ほどなく女性係員による車内放送が始まり、同時に車内販売も動き始め、車内はすっかりとくつろぎムードになっている。
私の隣も空席で、実に静かで落ち着いている。

列車は相変わらずノロノロとした走りだったが、村上を出発して羽越本線に入ると、俄然猛烈なスピードに。速度計は120km/hをギリギリ超えるか超えないかの値を指している。いわゆる「回復運転」をしているようだ。
運転手さん、ご苦労様です。

さて、速度もある程度上がってしまい、景色を見ているだけではつまらなくなってきたので、2号車の「茶屋」ことミニビュッフェへ出向き、「お茶セット」なるものを購入。値段は480円(450円だったかも…)と、それなりに手ごろ。

お茶セット。お菓子の味はいまいちだったが、お茶がお代わり自由と言うのはかなり嬉しい。

お茶は沿線の村上でとれる「村上茶」というものらしい。確かに飲んでみると、いつも私が飲んでいるものより渋みが多くて、とても気に入った。
おかわり自由ということで、今のうちに飲めるだけ飲んでおく。あとで喉がかわいてしまうと、非常に苦しいので、今飲まないわけには行かないのだ。

お茶を飲みつつ、まったりと車窓に映る景色を見ていると、左手に日本海が広がった。
晴れた空に、コバルトブルーの海が車窓に広がる。進行方向左側の乗客は、一瞬言葉を失ったものの、すぐに「きれぇ〜♪」とか「すご〜い」などと感嘆の声を上げていた。
私もしばらく海に見入っていた。

日本海。海岸には遊歩道もあるらしい。こんなキレイな海のそばを、いつか誰かと散歩してみたいもの。(2005/04/16 11:55) 大きな窓を独り占めして、自分専用の茶碗で飲むお茶というのはとても優雅。(2005/04/16 11:45)

羽越本線のハイライトともいえるこのへんだが、進行方向右側に座ってしまった人は災難だったかなぁ…。

その後はお茶を何杯も鯨飲して、今後しばらくは喉の渇きに耐えられるようにしておく。400円ちょっとで購入したのだから、しっかり元はとらないとね。

私が3回目のお茶のお代わりをもらいに、茶屋へ出向くと、さすがに係員も私の飲みっぷりに驚いたようだった。
彼は、「ちょっと待ってください」と言って、いったん奥へ引っ込んで、すぐにお茶を追加してくれた。
しかしやかんは、さっきまで出されていた趣のある陶器のものは打って変わって、明らかに業務用としか思えない、使い込まれた鉄のものが出された。

思わず、「なんですかこれ?」と聞いてみようかとも思ったが、さすがにそんな勇気はなく、「あ、ハイ。ありがとうございます。」といっただけで退散。

もらったのは、到着30分前の12時30分頃だったけど、もちろん全て飲みきった。おかげで、その後、当分は喉が渇かずにすんだ。

途中駅で、次第に次第に人が降りてゆき、車内は次第に閑散としはじめる。沿線では、きらきらうえつが走る時間帯にあわせて、さまざまなイベントを開催しているようなので、みんなそれを見に行ったに違いない。
今度来る時は、それらのイベントにも参加してみるとしよう。鉄道ばかり乗るっていうのもちょっとアレだしね。

きらきらうえつの快適なシートに身を預けて車窓を楽しんでいると、定刻より17分遅れながら、終点、酒田到着の放送が流れてきた。

終点酒田に到着した、きらきらうえつ。デザインは派手だがとても楽しい列車だった。 こんなものを出されたら、普通怒りませんか?(笑)(2005/04/16 12:37)

・酒田で昼食
1308 - 1341

酒田で33分の連絡待ち(予定では50分)。
車内撮影は走行中に全て済ませてしまったので、一般旅客に混じって下車した。

このような横断幕を見ると、なんとなく嬉しくなる。

お昼時になり、そろそろお腹がすいてきたので、今日の昼食を探さなくてはならない。家にポジションレポート(異常なく行動していることを連絡)をし、駅前のコンビニに弁当がないかと探してみたが、あいにく全て売り切れだった。

とりあえず駅員に、近くにどこか弁当を売っている店はないかと訪ねてみると、駅舎の中に駅弁屋があるらしい。
その駅員は、わざわざ私のために弁当屋の主人を呼んできてくれた。
弁当屋さんもとても親切な人で、「時間かかってもいいなら温めますがどうします?」とか、「もっと安いものありますけど、そっちにします?」などなど、気を使ってくれたのが、とても嬉しかった。この場を借りてお礼申し上げます。

さて、購入した弁当は「きらきらうえつ」弁当。900円とやや高め。

きらきらうえつ弁当。ご当地の駅弁である。 中身はいわゆる幕の内弁当。味は良かった。

味はかなりよく、おいしくいただきました。弁当屋さん、ありがとうございました。

さて、昼食を食べると、時刻は13時35分。次に乗る列車は、羽越本線の普通列車鼠ヶ関行きで、これは余目まで乗車する。つまり、酒田から若干引き返すのだ。
羽越本線は電化されているから、普通列車も電車のはずなのだが、なぜか発車5分前になってもそれらしき列車が全く来ないのだ。
おかしいなぁ〜? 鼠ヶ関行きは酒田発だから、もう入線していてもいいはずなんだけどなぁ?

とりあえず、一番はしのホームにとまっている、2両編成のディーゼル列車を見に行くと……ぎょえぇえ〜〜〜〜????
鼠ヶ関行きじゃないかよぉ〜〜〜〜〜!?!?!?
そうか、この路線は特急は電車で、普通列車はディーゼルなのか。
もう、分かりづらいじゃないかよぉ〜ん。

念のため、運転手にこの列車は余目へ行くかどうかを訪ねると、「行きますよ」とは言ったものの、明らかに彼の目には「お前、ホントは知ってるクセによ。」みたいな雰囲気があった。
へぇへぇ〜んだ、こんな紛らわしい列車を運転するから、旅人の私には分からないんですよ〜だ!!!!

とりあえず、これで一安心だ。

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