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2004年6月26日

2004年6月26〜27日にかけて、土日きっぷSPを使用して行ってきた、旅のレポートです。

6月26日  6月27日


6月26日 曇ところにより小雨
1日目

使用切符:土日きっぷSP 中高生用9000円

ルート説明:
港南台 → 東神奈川 → 八王子 → 高麗川 → 八王子 → (スーパーあずさ14号) → 新宿 → 東京 → (つばさ117号)→ 米沢 → 高畠 → 山形 →(快速ムーンライト横浜)→ 大船 → 港南台


港南台8時59分発南浦和行き(モハ209-69)で東神奈川へ向かった。
東神奈川までの編成は普通の209系だったが、面倒くさかったので写真は撮影しなかった。
東神奈川で京浜東北線を下車後、4分後発車の横浜線八王子行き(クハ205-79)に乗った。
座席はほとんど埋まっていて、私は運転台の後ろに立っていたが、普段は見ないツーハンドルの205系、そして横浜線の景色は、私にとって非常に新鮮というか面白く、ぼんやり、でも楽しいあっという間の56分間だった。

八王子到着後、八高線に乗るべく21分の接続待ち。
新型あずさなどを適当に撮影しながら時間をつぶしたが、既に写真は持っているし、あまり良いのも撮影できなかった。
10時47分発、八高線川越行き(クハ103-3003)はかなり古い103系3000番台で、ドアの開閉時はかなり大きい音がするほか、見た目にも分かるほど老朽化が進んでいたのが印象的だった。
私が乗った103系3000番台。拝島にて
私は先頭に乗っていたが、妙に周りに男が多かった。女性は八王子発車時で、乗っている15人ほどのうち、2人。
なんでだろうねぇ……いろいろと考えたりしたが、理由は分からなかった。きっと単なる偶然なんだろうけど。

ぼーっと景色を見ながら、103系3000番台のロングシートに揺られていると、車内放送が聞こえてきた。

「ご乗車ありがとうございました。えー、まもなく“箱根が先”です。」

ヌァニィィィ!
「箱根が先」ってどういう意味だよっ!
箱根は小田原の方にあるんじゃないのかっ!

ホームの駅名版を見ると、「箱根ヶ崎」と書いてあった。
あっ、なるほど。ここって「箱根ヶ崎」って駅なのね。
初めて知った(笑)。

拝島に到着、発車メロディー「エンドレス横一」(40秒程でフルコーラスという説もあるらしい)を聴いて、そのまま高麗川へ。
拝島を境に、沿線風景が一変する。
田畑が広がり、駅間は何もない。駅のそばは何か建物がたってるけど。

ここに103系は似合わないわなぁ。
湘南色の113系4両かなんか走らしたら似合いそうだなぁ。
でもなんで八高線って通勤車両使ってんのかなぁ……
こんなガラガラならロングシートじゃなくたっていいのに……

都会育ちの私には、何か面白いと言うか、新鮮というか。
立ち上がってドアの窓から、流れゆく景色を眺める。
八高線も乗ってみると結構いいかもしれないな。

高麗川に到着、37分後に出発する八王子行きの八高線まで、まだかなり時間があったので、駅の外に出てみることにした。
宝くじ普及宣伝事業のモニュメント。それにしてもずいぶん凝ってるなぁ…
駅前に、巨大な何かのモニュメントが立っている。いや、すごい大きさだ……
案内板があったので読んでみると、こう書いてあった。

このモニュメントは宝くじ宣伝普及事業として整備されたものです  平成16年3月 日高市

平成16年3月って、新しいんだなぁ。
早速写真に収めて、今度は高崎方の歩道を少し歩いてみた。
列車が時々通る以外は本当に静かで、田舎という感じがした。
私もいつかこんなところに住んでみたいなぁ…。

いろいろ考えながら、どのくらい歩いただろうか。
ふと気がついたら、高麗川駅はその姿をかなり小さくしていたので、あわてて駅へ取って返す。

改札を抜けて1番線に出ると、11時51分発拝島行きの209系3000番台が停車していた。
これは八王子には行かないので乗らないが、先頭車両には誰もいなかったので、これぞチャンス。車内写真を数枚撮影した。

それで、皆様に是非紹介したい高麗川駅のポイント(みたいなの)。
高麗川駅は、手書きのポスターが実に多い。改札のところには、埼玉医大バスの発車時刻が書かれたものまであった。
ここの駅員の誰かに、そういうのに積極的な人がいるんだろうけど、こういうポスターって、なんか独特の暖かみがあって私は好きだ。
見逃すポスターはないぞという意気込みで、全ての手書きポスターを撮影(したつもり)できた。
大人の休日パスの宣伝。かなり「発売中」を強調しているみたいですが(笑)。

 

その中でも、思わず笑ってしまったのが左の写真のポスター。

特に下の3つの「発売中」が何か笑える。発売中を強調しているというか、うまく言葉にいえないけど……。

そうこうしているうちに12時をまわってしまった。早速八王子行きの発車する3番線ホームへ向かう。
来たのは元山手線の205系3000番台(モハ205-3002)。
特に車内は変わっていなかったが、古い103系に乗ってすぐだったから、普段の私なら205系でさえ古いと思うのに、なぜか今回に限って205系の車内を新しく感じてしまった。走行音もわりと静かで軽快だ。
205系登場時はさぞかし話題になったんじゃないだろうかねぇ……。

さて、12時51分に八王子に到着。これから14分後のスーパーあずさ14号に乗るのだが、その車内で食べる弁当を購入しておくことにした。
事前にネットで調べた、「さわやか新撰組」を1100円で購入、ついでに生茶も買って、4番線へ降りる。
しかしいくら待ってもスーパーあずさ14号の案内が流れない。それどころか、表示板には14号が来ることすら表示されていない。
異常を感じて駅員に聞いたところ、なんと朝の遅れをまだ持ち越していて、20分以上遅れて運転中とのこと。東京へ急ぐのなら13時9分発の中央特快に乗ったほうが速いと言われ、しぶしぶ201系の特快に乗ることに。

中央特快(私が乗車したのはクハ201-46)はかなり混雑していて、その上ロングシートなため、とてもこんな中で昼食をとるわけには行かない。仕方ないので、次に乗車するつばさ117号の車中で食べることを決めたが、八王子到着時で、既に空腹を訴えていた私の腹。
空腹はかなりひどくなっていた。頭がふらつくほど。いや、ただでさえ揺れない201系でも酔ってしまうほど。
生茶を無理やり流し込んで、少しおさまらせるが、早く東京へ着いてくれ、中央特快。

14時頃に無事東京へ到着、それから36分後に出発するつばさ117号に乗るべく、東北新幹線ホームへ向かった。
私の乗るつばさ117号は22番線から出発する。
ホームに上がり、適当に写真を撮ったりしていると、向こうに銀色の輝くボディが見えた。
E3系1000番台来てくれるかなぁ……。
しかし期待は見事に裏切られて、400系L2編成だった。

到着後、車内清掃が行われているが、はやく乗って昼食をとりたい私は、普段以上に清掃が長く感じられた。 14時33分ごろ、ようやくドアが開く。急いで飛び乗り、指定された12号車10番B席へ座る。
つばさの中でようやく昼食にありつけた。「さわやか新撰組」の弁当。

14時36分、発車と同時に、八王子で購入した「さわやか新撰組」と生茶を開いて遅めの昼食をとる。
中にはさといもやしいたけなどの煮物、鶏肉の照り焼き、焼きおにぎり、葉にくるまれた混ぜご飯(?)、漬物、人形焼もどきだった。
空腹だったので、よく味わうことなく口に押し込んでしまったが、味はそこそこに良いほうだろう。
上野大宮宇都宮と停車していくが、私の隣の窓際の席には誰も来ない。
宇都宮停車後、私は窓側に座っていたが、結局私の降りる米沢まで隣は誰も来なかった。
結構気楽に乗れてラッキーだった。

400系に乗った、いや新幹線に乗ったのも1年3ヶ月ぶり。
久々に乗った東北新幹線は、かなり速く感じられた。新幹線って、こんなに速かったんだなぁ。
改めて、しみじみ実感した。

16時48分に米沢に到着。米坂線を撮影して、22分後発車の、17時10分発山形行きに乗る。
わざわざ米沢で乗り換えるのは、つばさ117号が次の高畠に停車しないからで、もし117号が高畠に停車していたら、きっと米沢はスルーだっただろう。
だけど米坂線と奥羽本線の719系5000番台も撮影できたことだし、いいか。

私は早速2人がけの座席に腰を下ろして(クハ719-5003)、流れる景色を堪能することにした。
集団見合い形だと、必ず特急型のように2人がけの席ができる。やっぱりここに座ると、一ランク上の気分を味わうことができるな。
改札のすぐ脇に設けられている温泉。手ごろに利用できる。

 

17時19分に高畠に到着、早速、駅構内に併設の温泉「太陽館」へ直行する。
入浴料は中学生までが1人100円、それ以上が1人200円で、券売機が併設されている。温泉の上には、畳敷きの休憩室も設けられているが、そこに入るにはさらに200円必要となる。
脱衣所にあるコインロッカーに荷物を入れて、風呂に行く。
見た目は温泉宿の温泉と同じだが、サウナと水風呂も完備しているほか、シャンプー、ボディーソープも置いてある。つまり、タオルを持っていけば使えてしまうわけだ。
体と頭を洗ってから、お湯につかる。
思えば温泉に入ったのも2年ぶりだな。
非常に気持ち良かった。
30分間、ただただお湯につかり続け、サウナと水風呂もついでだから入って、40分ほどして出てきた。
100〜200円の入浴料は、まずまず納得のいく値段だった。

すっきり気持ちよくなって、高畠の駅舎を撮影して、ペットボトルのお茶を買って、ホームに出た。
18時22分、高畠を出発。(クモハ719-5006)
車内は閑散としていたが、2人がけシートは既に埋まっていた。やっぱり隠れた人気があるに違いない。
35分間、719系5000番台に乗って、18時57分、山形に着いた。


改札口をでて、メトロプラザの入り口を通って、事前に山形在住の方から教えていただいた、老舗紅花軒の「九十九鶏(つくもどり)弁当」を買いに行く。
地下に降りて、店を見つけて注文するが、今日はすでに完売してしまったとのこと。
しかしもう19時30分をまわっていて、最後にものを食べたのが14時30分頃だから、もうお腹がすいてたまらない。

メトロプラザの「庖味庵」で購入した360円弁当。(上)
山形駅弁の閉まっているシャッター。これを見たときは絶望的だった(下)。
そこで急遽購入したのが、右の360円弁当。元は450円だったものを2割引で買った。
まぁ安いだけの味という感じ。まぁ、お腹はふくれたからいいということで。

山形の待合室には「山形駅弁」と書かれた店があるが、そこのシャッターも降りていた。

20時を回り、山形の駅の外をウロウロしてみたが、ちょっとガラの悪そうな人も何人かいたので、早々に引き返し、駅構内へ戻る。
左沢線やつばさなどを撮影していると、今回のメインイベントの「ムーンライト横浜(以後ML横浜)」が入線する5番線ホームの灯りがつきはじめた。

すかさずホームのはしへいき、場所を確保。同業者と見られる人も何人か集まってきた。
もっと多いかと思ったが、入線時刻の20時40分直前時点で、鉄道ファンの数は申し訳程度だった。583系だから、もっと多いかと思ったが、意外に少なかったのが印象的だった。
ホームの案内板には「臨時  大船  21:05」「Extla 21:05」と表示されているだけで、英語表記は行先すら表示されていない。
もし英語圏の人が乗るんだとしたらどうするんだよっ!

20時40分、仙山線仙台方から6両で583系が入線してきた。
到着して、車体を撮影してドアの前で待ち構えていると、ほどなくドアが開いた。

いつものクセで車内をまわってみるが、1号車から順にどの車両も数人〜10人程度で、撮影している人のほぼ全てがML横浜に乗るようだ。
再びホームに降りて撮影をしようと思ったが、すぐに21時をまわり、案内放送が流れ出し、みなML横浜に乗り込み始めた。私も、今夜の宿となる2号車(モハ582-106)3番A席に荷をおろす。


21時5分、山形を定刻に出発。
発車してまもなく放送がはじまった。
「ご乗車ありがとうございます。ムーンライト横浜号、大船行きです。」
遠くから聞いていると分からないが、この583系のスピーカーからは、放送中、ギーというバックノイズが聞こえた。車内放送を収録したテープを聴いたところ、ノイズはかなりの大きさだったので驚いた。

山形を出て、すっかり闇となった仙山線を快調に走り始める。
時刻表だと次の停車駅は仙台だが、仙山線内では行き違い列車待ちのため、かなり運転停車が多い。

奥新川には21:49〜22:00、陸前??(暗くて読めず)駅には22:22〜22:30、北仙台22:40〜22:43。
仙台を23時2分に出て、郡山発車後、日付が変わり1時14分に減光した。
しかし今後は長時間停車が多くなっていく。

矢吹1:21〜1:51、白河2:05〜3:??(寝てしまった為)、黒磯3:51〜4:04。
白河では貨物2本に追い抜かれたが、どう見ても時間稼ぎのためにとまっているとしかいいようがない。
それにしても、夜は貨物も多く走っているんだなぁ。

あ、ちなみにこの運転停車時刻は、私のカメラの時計を基に書いた。つまり、ほとんど私は徹夜だった。
寝たのは、白河停車中〜発車直後。座席を寝台にして休んでいたら、うとうとと寝てしまった。
しかしそれも20分ちょっと。
つまり26〜27日の睡眠時間は20分ちょっとだったわけだ!
てなわけで、郡山発車後は寝台にして、ゴロゴロしていた。

郡山発車後に灯りが暗くなった。放送では「郡山発車後、車内の照明を半減させていただきます」といっていたが、実際には3分の1という表現の方が正しいのではないかと、私は思った。
列車は闇の中を走り続けていく。この列車は夜通し走っていくのだ。
日本って、狭いようで案外広いのかなぁ…。
いろいろ583系の中で考えてみた。

ML横浜号。福島にて。

 

3時51分、黒磯に運転停車した。通過直前に、電気方式が交流から直流に入れ替わるため、その瞬間車内が真っ暗になる。
既に車内で起きているのは私ただひとりだから、これに気づいた人は、2号車では私だけだろう。
突如車内は真っ暗になり、直後に小さい灯りがともった。とそれもまもなく、再び電気がつく。
そして列車はゆったりとした速度で黒磯駅に進入した。

外も徐々に白み始めており、E231系などがパンタグラフを下ろした状態で待機しているのが見える。
4時4分、電気方式も直流に変わって、黒磯を発車。建物の電気も、次第についてきた。

宇都宮に4時50分に到着した。宇都宮の引込み線には、E231系と211系、そして115系も待機している。一番手前のE231系は、出庫検査中らしく、おそらく警笛のテストと思われるが、何度か警笛が聞こえてきた。
隣には「回送」幕を表示した211系が停車している。時刻表で確認すると、5時26分に上野へ向かう普通列車のようだ。運転手が乗り込んで、徐々に出発の準備を整えてゆく。

5時ちょうどに宇都宮を出発した。窓の外も明るくなってきたが、車内はまだ減光されたままである。車窓から光が入り込む光景は、結構印象に残った。
犬を連れて散歩中の老夫婦や、ランニング中の中年の男性、自転車をこぐ男の子も、みな珍しげにこちらを見ている。やっぱり、原色(クリーム色と青)の583系だから、鉄道ファンに限らず、普通の人にも珍しいのかもしれない。それとも、散歩中の老夫婦には、懐かしく見えたのかも。

利根川を通過して埼玉県入り。通過する駅のホームにも、部活と見られる体操服姿の人、そしてML横浜号を写真におさめようとしている鉄道ファンの姿も多くなってきた。
周りの人も次第に起きはじめた。

蓮田通過後に車内が明るくなり、車内放送も再開された。
「皆様、おはようございます。あと5分ほどで大宮に到着です。大宮でお降りのお客様は、そろそろお支度をお願いします。」
そしてしばらくしたあと、E231系ともすれ違った。朝がやってきたことがわかる。

6時15分、定刻通り大宮に到着。数人が降り、鉄道ファンと見られる人が何人か乗り込んできたが、私のボックスには来なかった。
首都圏に入り、高層ビルが目立つようになったが、それを583系から、なおかつ横になって見上げるという贅沢はたまらない。こんな贅沢は、583系だからこそ体験できるものだろう。

長旅を終え、無事大船に到着。
久々に車内チャイム「美しく青きドナウ」が流れ、6時48分に新宿駅3番線に到着。隣には埼京線の205系が停車しており、首都圏に帰ってきたという感じがする。ここでも鉄道ファンが数名乗り込んできた。
新宿を出て、E231系や205系を快調に抜き去りながら、大崎から山手貨物線を通り、まもなく横須賀線に入る。西大井新川崎を通過していくが、さすがにもう7時をまわったとあって、鉄道ファンの姿も多く見られる。
線路は京浜東北線、東海道線と並行し、鶴見新子安東神奈川の各駅を通過。駅で列車を待っている人々も、突然の583系の登場に違和感を覚える様子がうかがえる。みな、こっちを物珍しげに眺めている。

横浜に7時21分に到着。ここで私の友達のT君が乗り込んできた。ホームにいる家族連れが、こちらを、ジロジロといいたいくらい珍しげに見ている。確かに違和感を覚える気持ちは分かるが、その人は私のそばに視線を向けており、あたかも自分が見られているかのようで非常に恥ずかしかった。
まもなく横浜を発車して、相鉄線の車両や113系、E217系とすれ違い、12分後に戸塚に到着。数名が下車する。

長かったML横浜号のたびも、まもなく終わりだ。この車両にいつまでも乗っていたい気持ちを抑えながら、またこの車両が、多数の人々に愛されて、今後も末永く走り続けることを祈りながら、降りる身支度を始めた。

7時40分、ML横浜号は定刻、そして無事に大船駅7番線に滑り込んだ。
ドアが開くと、乗っていた人々がみんなこちらへきて、さかんにシャッターを切り始める。ヘッドマークはすぐに「回送」にまわさず、「ムーンライト」のまま、鉄道ファンの心に応えているかのようだった。

私は早速7時47分発、京浜東北線に乗り込み、我が家のある港南台を目指す。

そして7時54分、港南台に到着。家路を急いで、母が用意してくれた朝食を食べながら、私は今日のしたくをはじめた。


次へ(6月27日)


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