〜今回のテーマ〜
「親の助けを借りるが得策」
「全ては『落ち着く』ために」
入試には地域によっていろいろな形式がありますが、私の住む神奈川県は、前期選抜といって、自己PR書、面接、実技、プラス内申などでとる試験と、後期選抜といって、学力検査と内申のみでとるものに分けられていました。
私は幸運にも、面接の方の前期選抜で受かりましたが、前期選抜は非常に倍率が高く、ダメ元で受けなさいと言われていました。
さて、面接ではどのようなことを聞かれると思いますか?
基本的に聞かれる内容は、普通科高校を例にとると、
まず、必要なのが「落ち着く」ことです。
面接は、面接官が受験者に質問をぶつけ、淡々とした雰囲気で行われます。
この試験で、ひょっとすると一生が変わるかもしれません。
そんなことを思うと、どうしても緊張してしまうでしょうが、緊張すると、簡単な質問にもうまく答えられなくなってしまいます。
しかし人間、落ち着こうと思って落ち着けるものではありませんよね。
そのため、落ち着くには、ある程度の「事前準備」が必要となります。
では、どのような対策をすればいいでしょう?
塾や通信教育を利用されている場合、志望校の、過去の面接試験で問われた質問集がないかどうか、聞いてみます。
あればそれを利用した対策ができます。
具体的には、その質問に対する答えを自分で考えます。
この「自分で」というのがとても大切です。よく、何を言えば分からず、友達に回答を考えてもらったという話を聞きますが、それはかなりの危険行為といえます。なぜなら、その回答はあくまで「その人の場合の回答」に過ぎないからです。「その人の回答」でも、丸暗記すれば、最初はいいかもしれませんが、派生した質問をされれば、もう命取りです。
ですから、とにかく答えは自分で考えるべきだと思います。そして、紙にそれを書いてみると良いでしょう。
あとから読み返して、論理がつながっていないところなどがあれば、すぐに直せるからです。
また、他の人に読んでもらって、おかしいところがないかなどを確かめてもらうこともできるでしょう。
しかし、答えた内容から、それに派生した質問をされることもあります。
そのためには、どのような対策をすればいいと思いますか?
これは一種、「対策次第」といえます。
例えば、このような質問が出たとしましょう。
「本校の志望理由について聞かせてください。」(面接官)
「○○校は、外国語系の分野の教育に力を入れていると、幼い頃から聞いていました。私は将来、外資系の会社に勤め、さまざまな国の人と交流をはかりたいと考えていますが、そのためには、外国語は不可欠であると思います。そのための英語を身につけたく、私は本校を志望しました。」(受験者)
ここまではこの受験者さん、考えていました。しかし、次の質問は…?
「はい、ありがとうございます。今の質問で、外資系の会社とありましたが、具体的な業種については考えておられますか?」
さぁっ、困りました。うわー、そんなこと考えていないよ、どぉしよぉ〜???
ここで慌てて、しどろもどろになったら、それこそおしまいです。
そのために、ある程度でてきそうな質問については、事前に自ら分析をしておき、その質問の答えもひと通り考え、覚えておきます。
例えば、今の受験者の発言からは、
程度の質問が出ることが考えられます。
その質問の答えも、ある程度考え、覚えておくとより確実です。
覚えるといっても、何も一字一句を覚える必要はありません。ざっくり、イメージだけでも差はつきます。
この派生した質問を考えるためにも、他人の力は不可欠です。別の人の視点から見てもらうと、新たな質問ができるかもしれません。
ここでオススメできるのが、親に質問を考えてもらうことです。面接官はたいがい、親の年代に近いことが多いので、おのずと考えることも似ているはずです。
塾や通信教育を利用されていない方は、自己PR書を読んでもらい、親に質問を考えてもらうのがオススメです。
その上で、自分で考えた回答を聞いてもらい、何か問題があれば指摘を受けましょう。
これはかなり効果が期待できます。
また、質問によっては、はっきりと、
「いいえ、まだ決めていません。〜(以後かんたんに理由)」
と言ってしまうのも一つの手です。とにかくハキハキと答えられればいいのです。
もちろん全ての質問に通用するわけではありませんが、しどろもどろになるよりかは、はるかに高い点がつくでしょう。
また、話はそれますが、面接では「自己PR書」の内容からも、必ず何問か出題されますので、自己PR書の内容はしっかり覚えておき、同様に「対策」しておくと、より確実です。PR書のコピーは必ずとりましょう。忘れたら返してもらえません。
とにかく必要なのは、
「面接で聞かれるであろう質問は、質問集だけでなく、自分や他の人で考えた質問も想定しておく」
「親や他人の人の助けも積極的に利用する」
「自己PR書はコピーしておく」
「やれるだけの対策をして、当日は落ち着いて臨む」
ということです。
ある程度の対策をしておけば、落ち着くことができます。
対策次第で、当日落ち着けるか落ち着けないかが決まるといっても過言ではないでしょう。
私の場合、親が思いついた質問と、塾の過去門の力を借りつつ、質問を65問考えました。
志望校が外国語に力を入れている学校だったので、「志望校について」「外国語について」などとカテゴリーをわけ、質問の内容をざっくり区分します。
その質問に、自分で答えた紙を作るのです。可能ならワープロを利用すると、より見やすいでしょう。
問題の製作から、一つ一つへの回答を作ったので、製作には結局1週間近くかかりました。
その上で、親に頼んで、唐突に質問してもらい、自分がどの程度覚えているかを、たびたび確認していました。
そのほか、塾や学校の先生に頼んで、「模擬面接」を5回受けるなど、実際の雰囲気になれるための練習もしました。
先生はみな、快諾してくれます。
さすがに65問もあったせいか、当日は、予期していなかった質問は1問もでず、非常に落ち着いて受けることができました。
このように、自分の努力だけでなく、他人の力も積極的に利用し、対策を講じることで、
「合格」できる可能性は高くなるのではないでしょうか?