〜今回のテーマ〜
「何が何でも解決せよ」
勉強は分からなくなると連鎖的に他の分野も分からなくなります。
例えば中学の数学を例に挙げてみましょう。
2年生で1次関数をやりますが、その続きとして、3年では2次関数が出てきます。受験問題ではこの2つを組み合わせた問題も出ます。
さらに高校、大学では3次関数…、など、どんどん発展が出てきます。
この場合、もしも2年の「1次関数」が分からなかったら、この先の「2次関数」などが分かるわけもありません。
もしこれを放置していたとしたら、数々の試験での結果はお察しの通りです。
気がついたら克服不可能、なんてこともあります。実際私も、3年の初めに数学の全ての分野が分からなくなり、結局1年の範囲からやり直すハメになりました。
その理由は何だったと思いますか?
1年〜2年の時、私は勉強嫌いで、分からないところはそのまま放置して次の分野に移っていたのです。
でも、前の分野が分からないのに、次の分野が分かるわけもありません。
それがどんどん続いていき、全部分からなくなってしまったのです。
当時の私は、「分からないところはそのままでOK」みたいな考えでした。
分からないからといって、人に聞くとか、焦ったりもしなかったのです。
例えば、2年の4月の塾内テスト「社会」で、私は100点満点中28点(偏差値35.1)、という点を取ったことがありました。
確かにその時は、「あちゃー、やっちゃった…」とは思いましたが、だからといって、何かやろうとは思いませんでした。
そのまま放置していたのです。
ちなみに、これは日本史の基礎分野だったのですが、そこでは今でも苦労することがあります。
初めて焦ったのは、3年の4月です。
塾のテストで、数学100点満点中、36点(偏差値35.3)という素晴らしい成績をとってしまいました。
たまたまその頃、私は受験のことを意識し始めていたので、「さすがにこれはまずい」と思い、人への助けを求めたのはそれが最初でした。
だから、大切なのは、「分からないところは早く克服する」ことです。
もし勉強で何か分からなくなったら、まずは問題集などを試して、一人で解決できるかどうかやってみます。
そこで解決できればそれでヨシですが、たまに解決できないこともあるでしょう。
私はテストでまずい成績をとった後も、しばらくはなんとか自分だけでの解決を試みましたが、ほどなくそれは無理と分かりました。
その際は、先生や勉強のできる人に質問して、とにかくその部分を治しましょう。
私は「人に聞く」ということができず、連鎖的に勉強が分からなくなっていくという、絶望感を味わいました。
ことわざに、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」というのがありますが、全く持ってその通りだと思います。
私も3年になってから、塾で1年の分野を先生に聞きにいったら、先生に「オマエ、それで受けるつもりかよぉ?」などとおちょくられてしまいました。
確かにその時は恥ずかしかったですが、今から思うとその時の私の判断に誤りはなかったと思っています。
一般に、「勉強ができない人」「勉強できる人」などと分けられるのは、この「早めに勇気を持って人に聞く」というところで、差がつくのではないかと思います。
私の塾に、ずっとダントツ1位の成績を維持し続けている人がいました。
その人の行動をよく観察したところ、彼は何でもわからないところがあれば、その場で先生に質問していましたし、授業が終わった後も質問していました。
だから、彼はトップクラスの成績をキープできたのだと思います。
聞く相手は、勉強のできる、話しやすい友達もいいですが、「学校の先生」を積極的に活用してみるのも良いかと思います。
先生は教育のプロですが、中学までなら義務教育なので、タダで勉強を教えてくれるわけです。
家庭の事情で塾へ行けない人もいると思いますが、そういう人は是非、学校の先生をどんどん活用してみると良いでしょう。
私も社会や理科で、学校の先生に積極的に質問して、苦手部分を克服しました。
それに、先生はそうやって質問に来ると、「この子は学習意欲がある」などと思って、ひょっとしたら「学習意欲」の面で、成績を上げてくれるかもしれません。
長々と書いてしまいましたが、とにかく「分からないところの早期克服」は、受験勉強の中で、一番大切ではないかと思います。
言われると「そんなの当然だろ」と思うでしょうが、いざやるとなると、なかなかできない人も多いと思います。
でも、恥ずかしがらずに聞いてみましょう。その「勇気」が大切なのです。
私もそれが、少しでも早く持てれば、3年の時はまだ余裕の持った勉強ができただろうと、今でも後悔しています。